Samsungは7月10日にパリで行われた発表イベントで、最新の折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」を発表しました。新モデルは、数々の改善が施され、特にディスプレイと耐久性に注目が集まっています。この記事では、新しいモデルの特徴、価格、そしてストレージオプションについて詳しく解説します。
主なポイント
- 価格一覧
- ディスプレイの改良
- バッテリー性能の向上
- プロセッサーのアップグレード
- カメラ性能の向上
- デザイン変更と耐久性
- ストレージとAI機能
- カラーと特典
価格一覧
機種名 | 容量 | 価格 |
Galaxy Z Fold6 | 256GB | 24万9800円 |
512GB | 26万7800円 | |
1TB | 30万3800円 | |
Galaxy Z Flip6 | 256GB | 15万9000円 |
512GB | 17万7700円 |
ディスプレイとバッテリー
ディスプレイの改良
- Z Fold6の変更点
- メインディスプレイ: サイズが7.56インチから7.61インチに、輝度が1750ニトから2600ニトに向上
- カバー画面: サイズが6.25インチに拡大、アスペクト比が22:9に、輝度が1600ニトに減少
- アスペクト比: メインディスプレイが10.8:9から10.5:9に変更
- LTPO技術: カバー画面に搭載バッテリー容量: 4400mAh(変更なし)
- Z Frip6の変更点
- ディスプレイサイズ: 折りたたみディスプレイが6.7インチ、カバー画面が3.4インチ(解像度とアスペクト比は前モデルと同じ)
- 明るさ: 折りたたみディスプレイが1200ニトから2600ニトに、カバー画面が1600ニトから2600ニトに向上
- バッテリー容量: 3700mAhから4000mAhに増加
- 冷却技術: 蒸気冷却チャンバーを新搭載
プロセッサー
Snapdragon 8 Gen 3
Z Fold6とZ Flip6は、Snapdragon 8 Gen 3プロセッサーを搭載しています。Gen 3は4nmプロセスで製造され、CPU性能が25%〜30%、GPU性能が25%〜35%、AI性能が40%向上しています。これにより、サムスン特有の最適化が施されています。
カメラ
Z Fold6
50MPのメインカメラと10MPの3倍ズームカメラを備え、12MPの超広角カメラが低光量でのパフォーマンスが改善されました。セルフィーカメラは10MPのカバー画面と4MPのアンダーディスプレイカメラです。
Z Flip6
50MPのメインカメラと12MPの超広角カメラ、10MPの全面カメラを搭載しています。
デザインと形状の改善
Z Fold6
折りたたんだ状態で厚さが1.3cmから1.2cmに、展開時に0.6cmから0.5cmに減少しました。重さも253gから239gに軽量化されています。
Z Flip6
折りたたんだ状態での厚さは1.5cmで変わらず、展開時は、0.7cmで重さは187gのままです。
両モデルともIP48の耐水・防塵性能を備え、デュアルレールヒンジ機構で折りたたみ部分の目立ちにくさが向上しています。UFG(ユニバーサルフレキシブルガラス)は採用されていないようですが、耐久性のさらなる向上が期待されています。
ストレージとAI機能
ストレージ
Z Fold6は12GBのRAMを搭載し、Z Flip6は8GBから12GBに増加しています。サムスンのウェブサイトで注文すると、ストレージが2倍になり、追加料金なしで増設できます。
AI機能
両モデルにS24シリーズと同様のAI機能が搭載されています。特にZ Fold6は大画面でのAI機能が強化され、通訳モードやライブ翻訳、提案返信、スケッチを画像に変換する機能などが提供されます。Z Flip6では、提案返信機能が追加されました。
結論
新しいGalaxy Z Flip6とGalaxy Z Fold 6は、性能、デザイン、機能面で大幅に進化しています。特にディスプレイの改善やバッテリーの向上が注目されます。価格やストレージ面での工夫もあり、折りたたみ式スマートフォン市場での競争を激化させるでしょう。
参考リンク・情報源
- Samsung公式サイト
- TechCrunchの記事